そろそろ語ってみようか

最近ずっと話してなかったのは、IRCで吐き出しているから、ってのが大きい。
まず、ゲーム差。5ゲーム差と言うのはとうてい「優勝確実」と言い切れるようなゲーム差ではない。中日に大型連敗があるかこちらに大型連勝があるか(もしくはその両方)がもう一つ無いと。その点で、8月第2週のナゴヤドームまでは3敗以内で乗り切ってもらいたい。厳しいノルマなのは判っているが、できるはずだ。この成績でナゴヤドームで勝ち越し出来れば、優勝はぐっと近づく。逆に5分で乗り切ってナゴヤドームで負け越しになると…その時にはもう1位には居ないだろう。それくらい中日の存在は大きい。
投手陣では、安藤の奮闘が光る。昨日はプロ入り初完投勝利を挙げるなど、フォーム改造してからの躍進が素晴らしい。投球を見ていて思うのは「テンポが良くなった」と言う事。テンポがいいと、守りのリズムが良くなるので、打たせて取るピッチングがやりやすくなる。昨日の安藤は後半のほうが球数が少なかったが、まさにこれが実践出来ている。
井川も復調しているっぽいが、やはりエースと呼ばれる男は7回、8回まで投げてこそ華。更なる精進を期待したい。
福原が勝ちから見放されている。本人としても、チームに乗り遅れている、というあせりが今の結果に出ているんじゃないだろうか。井川のように一回下に落とすのも手かも知れない。その間は江草か橋本に先発させればしのげるだろう。
下柳は一時の神がかり的な強さは無くなったが、のらくら投法は健在。ただ、今年は去年ほどには援護が無い(むしろ去年がおかしかった)ので、ここから上乗せして2,3勝と言うところだろうか。早めに交代させる必要があるピッチャーでもあるので、上手に使っていきたい。
ブラウンは悪運が強い。割と打ち込まれているのに負けてない不思議なピッチャー。
これからの投手陣では、桟原がキーマンになると思う。江草・ハシケンは負けもしくは引き分けの試合でのリリーフが多いが、ここに桟原を入れるとどちらかを先発に回せる。そうなるといよいよ投手陣は安泰ではないだろうか。能見も今は二軍だが、この勢いのあるチームに乗り遅れたくは無いだろう。日ハム戦を思い出して頑張って欲しい。これで終わるピッチャーではない。後、藤川・ジェフ・久保田は相変わらず神で居て下さい。
打撃陣は全般的に4〜5月よりは調子が落ちてきている。しかし、昨日の試合でもわかるように、それ以上に選手につなぎの意識が強い。なんだかんだで赤星→鳥谷→シーツ→金本→今岡の不動のオーダーは脅威的だ。後は鳥谷にもっと盗塁が欲しい。今は赤星が出て鳥谷が進めてあとが返すパターンだが、ここで赤星か鳥谷どっちかが出て、出たほうが自分で盗塁してクリーンナップに繋がると、更に破壊力が増すだろう。脚はあるのだから、赤星との盗塁王ランキング1−2フィニッシュくらい狙って欲しい。
なにげに8番藤本の存在も大きい。あいつは普段はどうでもいい打撃だが、「ここで打つと美味しい!」と言う場面では異様に強くなる、不思議なバッターだ。「モンキーマジック」と言っていい。マジックだけにそうしばしばは見られないのが短所。
中村豊、浅井など控え選手の活躍も大きいが、やはり後半戦のキーマンは濱中だろう。和製の大砲にかける岡田監督の意気込みはかなりのものがあり、実際、スタメン6番で濱中が入ると破壊力が跳ね上がると思われる。個人的には上で赤松を見たいところなのだが、現在の磐石のオーダー+控え選手に食い込むのはかなり骨かも知れない。来期に期待か。
捕手は早晩矢野と野口の二人制を敷く必要がある。今日明日にも、と言う話ではないが、矢野の引退もそう遠くない(2〜3年先)ので、それまでに野口・浅井を主戦として磨いておく必要がある。さらに野口もそう若い訳では無いので、浅井の成長が大事だ。
監督の采配は去年に比べるとかなり良くなった。特に代打の指示には神がかったものがある。去年は投手の交代に理不尽な場面が多かったが、今年はまだましだ。中継ぎ・抑えの勝ちパターンを確立出来たのが大きい。
最後に。上に書いた天王山のナゴヤドームを勝ち越せたなら、今年は優勝出来る。優勝の可能性が一番高いのは、9月最終週の甲子園での巨人〜その次のヤクルト。この6連戦のうちのいずれか(その前の広島相手もあり得るが)。
秋にみんなで大いに笑って、そして泣こう!