Debian for C3000

今日も今日とてzaurususergroup.comを漂っていると、こんな記事を見つけた。
Full Debian On The Sl-c3000
長文だったけど頑張りましたんで、誰か試して下さい(他力本願)。
#だってC3000持ってないんだもん。

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最初に断りますが、僕自身まだこれを試してません。本当です。だって持ってないから。試せません。
疑問があった場合、納得がいかない場合は、下記のページを読んで下さい(英語です)。

何が起ころうが全てはやった人の責任です。各自の責任でバックアップなりを取得してください。C3000をiPodに似た高価な置物にしてしまっても、一切知りません。
ここでこの情報を提供する動機は、「面白そうだから興味を持つ人も居るかも知れない」と言う、それだけです。
また、最大の特徴として、この設定ではDebian/Qtopia間での切り替えが利きます。これについても説明されているので、もし試す場合にはお読み下さい。

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さて、注意はしましたよ、と…
(以下HOWTOページの翻訳文章)

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僕はザウルス上でDebianを使っている。なので、このページでは主にDebian/SL-C3000について解説します。
免責:もしあなたがザウルスを置物にしたら、お気の毒。だけど僕には何の責任も無い。僕は自分のザウルスで何をしたか、を書いているだけで、ここではちゃんと動いている。でも、あなたのマシンでどうなるか、は判らないから。

Debianをインストールする

初めに、ザウルスにDebianをインストールするについては、以下のページを参考にした。ここではC3000に特有の部分だけを説明する(全て英語)。
http://zaurusfun.4t.com/index.html
http://digilander.libero.it/c700/
http://externe.net/zaurus/forum/viewtopic.php?p=1102
http://www.pocketworkstation.org/
また、ここではあなたがシャープのOSを走らせている事を前提にしている。まぁ他のものを使っているにしても多少の変更でうまくいくはずだ。どっちにしろ、これを書いてる時点ではC3000用の代替OSは出ていないようだし。

マイクロドライブにスペースを確保する。

勿論、Debianをインストールするのは内蔵の4GBマイクロドライブだ。QTopiaを残しておく為に、僕はマイクロドライブパーティションはそのままにする事にした。確かに/dev/hdc3にはいい感じの3.3GBのパーティションがあるけど、そこはFATでフォーマットされている。だからfdiskが必要だ。僕はfdisk_2.11gをzaurususergroup.comのfeedからインストールした(http://www.zaurususergroup.com/feed/fdisk_2.11g-4_2_arm.ipk
このパーティションは/hdd3にマウントされていて、辞書とかユーザファイルしか入っていない。これが無くてもQtopiaはちゃんと動く。でも、やっぱりフォーマットする前にはバックアップするべきだね。
このパーティションは僕のC3000では/dev/hdc3になっているけど、他のザウルスでは/dev/hda3になっている事があるらしい。どっちにしろ、df -hで確かめるべきだ。
ターミナルを起動して、suしてrootになる。
最初に、このパーティションを使っているプログラムを殺さないといけない。

# fuser -m /dev/hdc3

として、表示されたプロセス番号を

# kill -9 (プロセスID)

で殺せばいい。
次に/dev/hdc3をumountする。

# umount /dev/hdc3

fdiskで/dev/hdc3のパーティションタイプを変更しよう。

# fdisk /dev/hdc

コマンド「t」をパーティション3に実行して、83に設定する。「w」を押して、セーブして終了する(もし次のステップで問題があれば、ここで再起動する必要があるかも知れない)。
/dev/hdc3をext3でフォーマットしよう。

# mke2fs -j /dev/hdd3

これで、以下のコマンドでマウント出来るようになる。

# mount /dev/hdc3 /hdd3

起動プロセスの変更

ここで再起動したら、ザウルスでHDD3が変だ、と言うようなメッセージが出てくるけど、Ctrl-Cの連打で抜けられる。これは、このパーティションが起動時にFATとしてmountされてるからだ。だから、ちょっとスクリプトを修正してやればいい。

# mount -o remount,rw /dev/root

として、/root/etc/rc.d/rc.rofilesysを編集する。修正済みのこのファイルはhttp://www.eleves.ens.fr/home/leurent/files/zaurus/においてある。

最後に

cat /home/zaurus/launch.default > /home/sharp/etc/launch.default

を追加してあるのに気づいたかも知れない。これでQTopiaDebianのどちらを起動するか、を選択出来るようになる。
QTopiaを起動するには

# echo q > /home/zaurus/launch.default

とし、コンソールのみを起動するなら

# echo a > /home/zaurus/launch.default

でいい。再起動したら、その通りのOSが起動する。
これで、

# echo q > /home/zaurus/launch.default

によって、/dev/hdc3がext3パーティションとして/hdd3にマウントされた形でQtopiaが起動するようになった。

Debianをインストールする

よし、ここからが本番だ。最初に、最新のzaurus-debian-bigをKlaus Weidnerのサイト(http://pocketworkstation.org/files/)からダウンロードする。これを書いた時点では最新バージョンは0.17(http://pocketworkstation.org/files/zaurus-debian-big-v0.17.tgz)だ。そして、インストール先のディレクトリを

# mkdir /hdd3/debroot

で作成して、ダウンロードしたファイルをこの中に展開する。
Linuxマシンを持っているなら、一番楽なのは、USBネットワークで接続して、Linuxマシン側で

# zcat zaurus-debian-big-*.tgz | netcat -l -p 1234

して、ザウルス側で

# nc 192.168.129.1 1234 | tar xv(当然、/hdd3/debroot内で)

する事だ。
それ以外に、ダウンロードしたtarballをザウルスにコピーして、ただ単に/hdd3/debroot内で展開してもいい。>>
# zcat zaurus-debian-big-*.tgz | tar x